自宅サーバーを構築するためには、初めに基本的な準備が必要である。
第一に、ADSLもしくは光ファイバーによる常時接続回線の契約と工事が必要である。(通常NTTだと2〜3週間かかるので早めに申し込んでおく必要がある。)個人的には、光ファイバーが推奨される。なぜなら、上下のスピードが同じでかつ100Mと速いからである。蛇足ながらウェブマスターのところは、特筆すべき田舎なのでADSLの1・5Mしか引けなかった。さらに実際のスピード計測してみたところ、上りが約1・3Mで下りに至っては約400KB程度しかなかった。自宅サーバを構築する環境としては、著しく不適切である。NTT西日本は速やかに田舎の障害者にも光ファイバーを提供するようお願いしたい。
第二に、プロバイダーと契約する必要がある。プロバイダーの方も使用できるまで一定の期間が必要なので早めに申し込む必要がある。
プロバイダーとの契約は、通常のものではなくグローバルIPをもらうため特別な契約となる。私はあまり考えずOCNと契約したが、もっと安いプロバイダーを探して契約するのも良いかもしれない。
私の契約は、フレッツADSL1・5M1IPプランである。グローバルIP1個の場合は、OCNからグローバルIPをレンタルしている形式になるとのこと。ちなみに8IPの場合は、契約者の所有になる。OCNの場合料金は、グローバルIP1個で6,500円、グローバルIP8個で11,500円である。他のプロバイダーと比べて割高感がある。
グローバルIP1個の場合は、DNS設定で述べるが逆引きができない欠点がある。逆引きができなくても、通常の操作において不都合はない。
第三に、独自ドメインを取得する必要がある。私の場合、日本に3つある公式レジストラの中から、【お名前.COM】を選択した。【お名前.COM】のアドレスは下記の通りである。
http://www.onamae.com/
まずトップページにある検索欄を使い、自分の欲しい独自ドメインを入力して検索を行う。すでに登録されたものは、独自ドメインとして取得することができないので、名前を変えて登録されていないものを探す。
独自ドメインが決定したら、ステップ2ステップ3と進み登録を完了する。私の場合は、登録されていない名前が多い.infoを選択した。料金は3年間で9780円であった。
レジストリとレジストラ
次に(サービス設定・変更)画面に移り、アカウントマネージャーの(ドメインの管理)欄のUserIDとパスワードを入力する。UserIDとパスワードは登録完了時にメールで送られてくる。
ログインしたら自分のドメインの右端にある空欄にチェックを入れる。その後【ホスト名】の新規登録をクリックし、新規DNSサーバーの登録へと進む。
【ホスト名】の欄に自分の好きなDNSサーパーの名前を入力する。私の場合はserverとしたが、dnsでもnsでも任意の名前でよい。具体的には私の場合serverをホスト名としたため、私のDNSサーバーの名前は、server.phoenix-jp.infoと決定したことになる。
【ホスト名】の欄の下に、自分のグローバルIPを入力する。グローバルIPが1個しかない場合もそのIPを入力する。8個グローバルIPがある場合はすべて記入する。あとは指示通りに記入し完了する。
これで.infoを管理するレジストリに自分のDNSサーバー名とそれに対応するグローバルIPが登録されたことになる。
以上で登録はすべて完了したと勘違いしていたが、あとひとつ重要な登録が残っていた。ウェブマスターはLinuxを構築し始めてから登録漏れに気がついた。情けない限りである。
ここまでの段階では、独自ドメインphoenix-jp.infoに対するプライマリーDNSとセカンダリーDNSは、お名前.COMの会社のDNSサーバーが指定されたままになっている。自宅サーバーを構築し、自らのDNSサーバーで運用をするためには、お名前.COMの会社のDNSサーバーも変更しなければ整合性がとれない。
具体的には、(サービス設定・変更)画面に移り、アカウントマネージャーの(ドメインの管理)欄のUserIDとパスワードを入力する。ログインしたら自分のドメインの右端にある空欄にチェックを入れる。その後【ホスト名】のDNSをクリックし、お名前.COMの会社のDNSサーバーをプライマリー・セカンダリー両方とも削除する。
削除した後、プライマリーDNSの欄には自分のDNSサーバを記入する。私の場合は当然server.phoenix-jp.infoとなる。セカンダリーDNSについては、無料でセカンダリーDNSを引き受けてくれるところを探し、そのDNSサーバー名を記入する。あとは指示通りに入力し設定変更を完了すればよい。
邪道かもしれないが、DNSサーバーはプライマリーだけでもとりあえず運用が可能である。(ただし推奨しないし、その責任も負わない。)
OCNでは、グローバルIP8個を契約した場合、セカンダリーDNSをOCNの方で引き受けてくれる。(差別をするな。)
次に当然、Linuxをインストールしサーバーとして稼動させるためのマシンが必要である。
私の場合部屋の中にサーバーマシンを設置し、常時稼働させておく為うるさく、夜眠れないと困るので、インターネット上で探した静音加工を得意とするカスタマイズショップで加工したものを購入した。
静音加工は次の三点である。第一にCPUヒートシンク。第二に電源部に静音処理。第三にパソコン本体の内側全体に吸音材を貼る。以上により通常の稼動中は昼間の場合まったく音は気にならない。
LinuxRedHat9をインストールするためのサーバーマシンのスペックは下記の通り。
CPU ペンティアムが推奨
テキストモード 200MHz以上
グラフィックモード 400MHz以上
私のマシン 1.7GHz(Celeron)
ハードディスク容量(ファイルを保存するための容量は別)
サーパー 850MB (ちなみに私はviエディタも加えて944MB)
カスタムインストール最大 5GB
私のマシン 80GB(RAIDはなし)
メモリ
テキストモード 64MB
推奨 192MB
私のマシン 512MB
余談ではあるが、LinuxRedHatはイーサネットケーブルを接続しLANを作れば、ネットワークドライバを自動認識してくれるので非常に便利である。